北海道公立高校倍率発表
先日1/26に北海道の公立高校の倍率が発表されました。
都市部の人気高は相変わらず1.3-1.6と例年通りの倍率となっています。少子化なんて関係ないと言わんばかりの状況です。ところが、目を表の下にずらしてみると定員割れをしている高校がなんと多いことか!札幌でもこの状況ならば地方部は…。
3STEPがある後志地区に目を移してみると、後志の最上位高である潮陵高校で1.1倍 その下の桜陽高校で1.0倍(3人しか落ちない)ようになっています。それは世の中の皆さんは勉強しなくても入れる錯覚に陥りますよね。勉強をしない、勉強の仕方を知らずに高校に行く生徒のなんと多いことか。
ところが、その3年後の大学受験では全国の高校生や浪人生と受験を争わなければならない。
ある高校で高1の時点での7割は北大志望とのこと。高3になり結局合格するのは一桁。高1の時点では高校受験と同じくらいの気持ちで受験しようとする人が多いため、高3になってから全国規模の模試をたくさん経験して初めて、自分の実力、勉強の絶対的な量の足りなさに気づく。高校受験での勉強の大切さを知らずになんとなく高校生になり、夢を持って3年間通うものの一生懸命勉強をした経験がないため、現実を打破できない。高1から将来を見据えて、真正面から真摯に勉強に取り組めば、夢を叶える可能性を秘めているのに、結局は諦めざるを得ない子供たちがたくさんいることをとても残念に思います。
中学3年間で勉強の仕方や基礎を固めて、高校2年間で受験に必要な教科をマスターし、高3 1年間かけて受験勉強をする。この当たり前の法則が崩れて大学を選ぶことが難しくなっている現状を見直していってほしいと切に願い、今日も中学生の指導に携わっていきたいと思います。
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